勉強会の主催と貢献と

April 14, 2017
study event

2017年4月13日(木)に、株式会社Aiming 様の会場をお借りして、Go言語の勉強会を開催した。よくある「地名 + 言語」の命名に従って、Shinjuku.goと言う。この勉強会の趣旨がちょっと変わっているのは、Google Hangoutを使った、中継LT大会という点だ。

同社の東京スタジオと大阪スタジオを結び、両会場で3名ずつLTを行った。ここでは、勉強会の開催に至るまでの経緯を記しておきたい。

動機

普段はRubyを扱うので、興味はあってもなかなか触手が伸びないことが多くはないだろうか。特に普段使わない言語等。17年2月にgolang.tokyoという勉強会に当選し、それを機にGoを勉強し始めた。golang.tokyoは毎月開催されていて、初回に参加して以降は、コンスタントに申し込むようになった。「次の勉強会までに○○できるようになろう」という目標を心のなかでぶら下げて。こういう『勉強会参加駆動』も悪くないと思った。

話は変わって、17年1月から3月末まで、地域Rubyコミュニティ、デブサミ、INSIDE FRONTENDなど、およそ15ほどの勉強会に出席した。短期間に様々な勉強会に参加すると、勉強会というイベントの運営・進行も興味深くなってくる。見よう見まねで自分でもできそうだ、と。

特にプレゼンスを高めたいという欲も、ネットワーキングしたいという欲もなく、先の話に戻るが、参加駆動から『勉強会主催駆動』はできないものかと思い始めた。

行動

そんななか、取引先のSlackでつぶやく。「Go言語の勉強会をやろうと思っているのですが、会場を借りれますか?」。当初は、Rubyコミュニティのような形式で、10名程度集まって、Web Application Frameworkやパフォーマンスなどのテーマを決めて、自己紹介に始まり、LTを数本やって、振り返りする、というオーソドックスな勉強会を考えていた。

話は変わって、2012年3月から2016年5月まで、私は関西に住んでいて、取引先の大阪支社にお世話になっていた関係で、「その勉強会、中継できませんか?」と相談を受けた。きっと、この時点では、単に東京のLTの模様を大阪で眺めるだけの趣旨であったと思うが、そのようなイベントは聞いたこともなく、一方的に見られるのは覗きのようで、妙な気持ちになるのではないかと正直思ったので、お互いの会場で、ゲストに登壇していただく形式を企画し、それが通ることとなった。

完全なノリではあったが、大阪でお世話になった人と、東京に移った後も何かを共にできることは非常に嬉しかった。

準備

勉強会の準備は、決めるべき事柄や資料作成はそれなりにあるだろうと思っていたが、想像以上に疲弊する量だった。

  • Conpassのグループ作成
  • Conpassの告知ページ作成
  • Conpassのグループでの画像作成
  • GitHubリポジトリの作成
  • 進行予定表の作成
  • リハーサルの実施
  • ご登壇者との事前連絡・調整
  • 前説で使うスライドの作成
  • WiFi情報を記載した印刷物
  • 会場への案内を記した印刷物
  • 質疑応答用のIssue
  • Googleフォームのアンケート
  • これらにかかるコミュニケーションコスト

勿論、私1人ですべて行なったわけではなく、折に触れて、勉強会の運営に慣れている大阪のご担当者様に相談させていただき、準備は終えられた。上記は端折ることもできただろうが、如何せん、勉強会の開催が初めてだったため、「必要な無駄」と捉えて、想定できることはすべてやろうと思っていた。

普段は勉強や読書に割り当てている時間や休日を費やし、これらは準備された。正直なところ、自分の学習を目的として、勉強会を主催したので、本末転倒な状況になり、フラストレーションは溜まった部分も否めない(自分が言い出した都合上、準備作業の分担ができなかったことも大きい。仕方がないことだが)。

ただ進行のシミュレーションやリハーサルは、行なって良かったし、終わった今となっては、準備に割り当てた時間も無駄ではなかったと思ってはいる。特に「初回の準備のしんどさ」で、勉強会を実施するまでの要件は理解できたので、2回目以降は、たとえテーマが変わった勉強会でも難なく行えると思う。そのための投資である、と思って頑張っていた部分もあった。

当日

リハーサルを行なった甲斐もあって、勉強会は思っていた以上に円滑に進行できた。私個人というより、周囲の協力によって成功した部分が大半ではあるが、ご登壇いただいた方も、ご参加いただいた方もそれなりに満足いただいたようでよかった。しかし、気付いた事実があった。「勉強会を主催する側は、進行のことが気になって、LTなどの登壇内容に100%集中できないこと」だ。東京・大阪で60名程度の参加者がいるため、当初希望していた10名程度の勉強会とは規模感が異なる。緊張もするし、責任もある。登壇からインプットを深めるのに身が入らないのも、仕方がないことではあった。

結果

非常に間抜けな話だが、自分が勉強したくて、勉強会主催駆動したくて、勉強会を開催したが、勉強会の進行に囚われて、結局、勉強できなかった顛末だった。だが、普段からお世話になっている、テクノロジーの世界に、少しだけ貢献できたような気がして、想定とは全く違う方向性ではあったが、それよりむしろ良かったようにも思える。いろいろな体験ができて、それが自分にとっての良い勉強になったので。

ご登壇いただいた方も、ご参加いただいた方も、やむを得ず当日キャンセルされた方も、無言で当日キャンセルきめてきた方も、すべての方々に感謝している。

構想

今回の規模のLTを軸とした勉強会(中継あり)であれば、同じテーマならば、隔月開催がちょうど良さそうだと感じたので、奇数月・偶数月で分けて、Go言語と別の何かで交互に開催するのが最適そうだ。

別の何かに何をやるかは、Railsしかない。Rubyコミュニティは数多くあるが、Rails主軸は、そこまで多くはないし、Rubyを業務で使うDeveloperの殆どは、Railsに触れているのではないかと。

以下は単なる構想であって、戯言に近い。

  • Google Hangoutを使う
  • 業務でRailsを使っている方(対象は中上級向け)
  • 登壇者は地域に固定せず、気になる方に運営からLT依頼
  • 1セッション15分(LT10分 + 質疑応答5分の構成)
  • 影響力の強い方のLTを聞く機会としたい
  • 登壇者は各地からリモートでLTしていただく(会場でも可)
  • 東京・大阪・京都・兵庫・名古屋・福岡・沖縄・ベトナムなど
  • 登壇者の承諾得られたら、YouTube配信!?
  • テーマは『Rails x ○○○』の伏字箇所が変わる
  • 設計、フロントエンド、パフォーマンス、テスト、ゲーム開発等